No.026

現代では触れることが少なくなってしまった、そろばんの珠（たま）をモチーフにしたかたちです。

”天に一つの珠（たま）”という表現そのままに、天井から吊るされた姿は主張しすぎず、それでも印象に残るたたずまい。

不均一にはいるギャザー部分が陰影をつくり、中にひかりが詰まっていることを想像させます。そんなシェードいっぱいのひかりが、上下の穴から少しずつさらさらとこぼれてくるような照明です。
E26の電球を3灯入れられるため、お部屋のサイズや場所、そしてなによりお好みに合わせて暗い明るいを調整してください。

布素材はあかりとの相性が非常に良い反面、布の色や裏貼りによって明るさが減退してしまうことや、汚れた時のお手入れなどが懸念点。それを解消するためプラスチックの裏貼りを使わず、かつ布の部分だけ着脱できるようになっています。お手入れのことはもちろんですが、季節や好みに合わせて布自体を取り替えるのもおすすめです。

※イラストは企画・設計段階で描いたイメージ図