「はく」のこと

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ごあいさつ

わたしたち「はく」はオリジナルの照明器具の企画・製造・販売をおこなう会社です。
あらためて今、日本の住環境やインテリアへのアプローチを意識するため、企画段階から照明コンサルタント・照明士・コーディネーターなど照明演出や計画の専門家からの見地を取り入れ製品開発をしております。
単純に”おしゃれなものを吊るす”だけになりがちだからこそ、この国で育った自分自身の”自然”や”快適”に向き合って照明器具を選んでいただけるようになればと考え、そのお手伝いをするべくここに「はく」をスタートさせました。
たいへん僭越ではありますが、これまで照明器具の企画や設計に携わらせていただいた経験と、このような機会をもらえたことに感謝しつつ、常に傾聴と修養を心がけ一歩一歩進んでまいりますので、みなさま、どうぞよろしくお願い申し上げます。

跋文 -ばつぶん-

照明の話になると「日本は明るすぎる」と言われることがあります。初めは繁華街のネオンやオフィスビルなど街に対して言われていたそれも、照明器具が普及するに伴って一般家庭にも言われるようになりました。日本に電気が普及して約70年。今では世界でも屈指の明るい国となった日本。しかし、明るすぎるという話をする時、すぐに欧米のそれと比較するのはいささか乱暴ではないかとわたしたちは感じてしまいます。

おしゃれであることや海外ライクであることは、確かに心の豊かさに繋がる大切なファクター。特に人気の高い欧米のインテリアでは、家具はもちろん、壁紙、カーテン、ラグ。そして、かわいい雑貨など、模様や配色まで余すところなく魅力に溢れ、生活に取り入れたくなるものばかり。その中でも、そのまま参考にすると失敗するのが「照明」なのです。
実は、照明というのは、日本と海外の暮らし方の中で最も違うとさえ言われている部分。

控えめで仄暗く、洗練された印象がある欧米の照明。かたや、日本で最も普及している平たく丸いシーリングライトは、部屋の隅々まで一様に明るく照らす日本特有のもの。確かに、一にも二にも明るくしようという発想は少々不粋かも知れません。しかしながら、軽率な海外様式の模倣は、かえって自分たちに合った暮らしを犠牲にすることになります。そこに横たわる日本と海外の環境や文化の違い。そして身体的特徴という根本的な差。これを知らずして、明るすぎる暗すぎるという話はできません。
そんな中、日本人はあかりの使い方が下手だとか疎いなどといわれますが、本当にそうでしょうか。
わたしたちが思うのは、日本人のあかりの使い方が下手なのではなく、〜すべき、〜が正しいといったある種の理想や画一的な提案によってつけられた印象の結果、本当の魅力や使い方が使用者に伝わっていないだけではないかということ。

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「可愛い・おしゃれと思って買ってみたけど、とても暗くて生活しにくかった」
「提案された光量も取り付け位置も、結局、自分の使いやすいように見直した」
「これが正しい使い方だと言われ慣れるまで使い続けた」

みなさまにもこんなご経験があると思います。この時に感じた違和感、改めて丁寧にすくい上げてみましょう。
製品のかたちや仕様というのは、本来、そこに住む人たちの暮らしのために作られるもの。生活様式が違えば享受しがたいことは必ずあります。その製品の構想、設計、構造、意匠、そして使い方は本当にわたしたちの生活を想定されたものでしょうか。

「はく」がみなさまにお届けしたいこと。
日本の暮らしに最適なあかりについて。誰かから言われた正解のようなものを守るのではなく、わたしたち自身の自然を知ることから始めませんか?それを経て初めて、他の国のあかりに対する理解も深まります。

誰も教えてくれなかった照明のお話。
そんな事をわたしたち「はく」が、これから少しずつお伝えしていければと思っています。
照明が好きなみなさま。ふと訪れてくださったみなさま。
どうぞ、手元のあかりを消すまでお付き合いくださいませ。

会社概要

会社名

はく

代表者

森脇健太

所在地

〒651-0084 兵庫県神戸市中央区磯辺通1-1-18-707

事業内容

照明器具の企画・開発・輸入及び販売

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