1. HOME
  2. ペンダントライトの特性を知る

ここではペンダントライトを選ぶ上での注意や使い方、考え方などを紹介しています。これらか考えるという方はもちろん、今検討中の方、もう決めたという方にとってもよい情報になると思います。ご参考にどうぞ。

まず、照明というのは「暮らし」に「あかりを灯す」道具ですから、なんと言ってもどう光るか。どうというのは、簡単に言えば”どちらの方向に光が拡がるか”です。これは器具を選ぶ上でかなり重要になってくるので初めに知っておいて欲しい事のひとつ。ここではペンダントライトによく見られる3種類をご紹介しましょう。

①全体が光るもの
レ・クリントシリーズ
ヤコブソンランプシリーズ
イサムノグチ/AKARIシリーズ
ラウリッツェン/ラジオハウス
②上下が光るもの
ヘニングセン/PH5
ヤコブセン/AJロイヤル
アアルト/A110、A333
ウェグナー/ザ・ペンダント
③下が光るもの
トムディクソン/ビート
ガムフラテージ/サスペンス

このうち、日本や北欧で特によく使われているのは①と②。日本では天井電源が各部屋に基本一つだけなので、①か②を選んでいただくのがベター。これを軸にするとあかりの演出もしやすいため、基本の照明器具と考えてもよいと思います。

そして使い方にクセのあるのが③です。真下に光を落とすこのタイプは、イギリスやアメリカで多く使われていたイメージ。もともと現場やオフィスなどの”作業領域”に光を足すという目的があります。そして、ダイニングに吊るして「失敗した」という声を最もいただいたのが実はこのタイプです。そんなことで、こちらに関してはよく検討されてから購入するようにしましょう。

このように、一口に「ペンダントライト」といってもいろんな形や素材、そしてなにより明るさの違いがあります。椅子やテーブル、ラックやソファと違い、あかりというのは生活環境にダイレクトに影響するものですから、見た目やイメージ優先で買ってしまうと後から困ったことになりかねません。もちろん、可愛いものやおしゃれなものを選びたいですが、快適性まで犠牲にしないように知っておいて欲しい事があります。

さあ。あなたにとって自然で、心地よい暮らしに誘ってくれる照明器具を考えていきましょう。